コラム

朝日山親方の「九月場所解説」(5)~総括!

2018年9月28日 17:10配信

九月場所、終わってみれば白鵬優勝でした。五場所ぶりで今年に入って初めての優勝ですが、いつもの光景として見えましたね。

いろんな人に「白鵬はそろそろダメだろう」なんて囁かれている中での復活優勝!お見事でしたね。

また内容が非常に良かった。例えば稀勢の里戦なんかもとても同じ横綱同士の戦いとは思えないくらい、力量の差を見せつけてくれました。

鶴竜戦もとても余裕がありました。「上手さ」「強さ」まだまだ衰えてはいませんね。全盛期よりかは力が落ちたかもしれませんが、それでも他の力士と比べるとそこには歴然とした力の差があります。

ただ本人も言ってました。「年齢とともにケガをしやすくなってきた。また、ケガが治りにくくなってきた。」という事ですので、とにかくコンディションだけは今まで以上に気を付けないとならなくなりました。

また今場所は体調は万全ではありませんでした。その手負いの状況下、これだけの相撲を取る「心技体」全てが他より一枚、二枚どころか、数枚上、次元の違うところにいると言えるでしょう。

そのコンディションさえしっかり整えられればまだまだ時代は続きそうですね。

ただ私はその白鵬を倒せる若手力士が早く台頭してきてくれる事を期待したいのですがね。

他の力士はその白鵬をどうやったら苦しめることが出来るのか?もっと工夫したり考えたりしないといけない。

白鵬だって必ずどこかに弱点があるんですから、それを見つける努力をみんなでしないといけませんよね。そこがとても大事なところなんですよ。白鵬がどうだこうだでは無く、同じような取り組みをしてて毎回同じように負けているのだから、勝てないまでもいろんな事をぶつけて、少しでも苦しめる糸口を探りださないとだめですよね。

例えば栃ノ心。本人は両まわしを取れれば何とかなると思ってますよね。ただ当然、白鵬にも同じように両まわしを取らせる。技術的には栃ノ心はかなり低いほうですから、普通に組めば当然白鵬有利になります。組んだ時のより自分に有利なまわしの取り方、取らせ方をもっと研究しないといけない。

去年の十一月場所でしたっけ?嘉風がやりましたよね。あれは狙ってやったのかどうかはわかりませんが、見事2本差しましたよね。

まあ、二度と決まらないでしょうが(笑)

白鵬が張り差しで来る、かちあげで来る、研究材料はいくらでもあるんですから、立ち合いやいろんなところで工夫をしないとだめですよね。

自分の体形、得意な型、いろんな要素を取り入れて、みんなで打倒白鵬を目指してほしいですね。

私はよくやりましたよ。ビデオを擦り切れるくらい見ましたし、実際に朝げいこで若手相手に綿密なシュミレーションを繰り返したり、土俵でもいろんなことを試しました。逆に今の力士はあまり他の力士を研究したりしないみたいです。自分の形を磨く方に集中しているみたいですね。

でもここまで一人に勝たせているのだから、それも考えなくてはいけませんよね。

来場所以降、是非白鵬包囲網を引いてみんなで白鵬を苦しめてくれると場所もさらに面白くなるのでは?と思います。

そして白鵬にはまだまだ他の力士の大きな壁であってほしいという気持ちもあります。

幕内1000勝、横綱800勝、優勝41回、もう歴史上の人物ですよね。モチベーションの維持が難しくなってきますね。

あとは双葉山の69連勝。僕は又、これにチャレンジしてほしいですね。

東京五輪まで現役でいると言ってますが、当然結果を出し続けることが必要ですから、そこはまた何かしらチャレンジしてほしいですね。

【また、今回三賞該当者なしでしたが?】

はい。私三賞に関してはうるさいですよ(笑)

それは厳しくして良いと思います。8勝であげちゃったりしちゃうと価値が下がりますからね。

白鵬全勝ですから当然殊勲賞は無しですよね。

技能抜群で二けた勝った力士もそういない。嘉風も下位の番付ですから。

そのほか頑張って目立った力士もそういないのだから敢闘賞も無くて当然。

これは胸を張って誇れる賞なんだから安売りしてはいけない。

本当に該当するべき力士がいなければ、あげなくていいと思います。

来場所はみんなに是非三賞取れる活躍を期待したいです!

ちなみに私は18回もらいました(笑)

スゴ得でもっとみる

コラム一覧に戻る

注目力士

トピックス

トピックス