コラム
どす恋花子の両国パトロール 王鵬関の化粧まわしの秘密?
2021年2月5日 20:55配信
昭和の大横綱を祖父にもつ、納谷改め王鵬関が、先の初場所に新十両として土俵に上がりました。西十両11枚目で、残念ながら5勝10敗と負け越し。
来場所は幕下に戻ってしまうのですが……。
きっとすぐに復帰してくれることと思います。
出身地の埼玉栄高校やお祖父さまの故郷である北海道・弟子屈町から贈られた化粧まわしを付けるなか、大鵬さんの命日にあたる1月19日には、「忍」と書かれた化粧まわしを付けていました。
これは、横綱大鵬が現役時代に特に好んで揮毫していた文字です。
もちろん、文字通り「耐え忍ぶ」意味で、辛い稽古の日々を送る相撲界にはぴったりの文字です。さらに生前の大鵬さんは「忍」の文字を「戦う力士は常に”刃”の下に”心”を隠し持つんだ」と話してくださったことがありました。
歴代の横綱や関取たちも、よく「忍」の字をしたためていたのですね。
花子は色紙を蒐集しているのですが、大鵬さんだけでなく、「角聖」と呼ばれたあの双葉山も書いていました。
そして、もちろんあの北の湖さんも……。
(まだ額装していないのですが)
それぞれに個性があるものだなぁとしみじみ。
ほかにも数点歴代の横綱の色紙を持ち合わせているので、次回にもいろいろご紹介したいと思います!
掲載情報の著作権は提供元企業等に帰属します。