コラム
カド番OLのひとりごと 執念の13日目 forスゴ得
2021年3月27日 18:20配信
こんにちは、はすまるです。
今日は国技館で生観戦してきました。
今日は攻防&きわどい一番が多く、「あ゛あ゛あ゛あ゛!今のもう一度見たい!」となる瞬間が多々あったのですが、 まぁ、それこそが生観戦ですよね。
一瞬一瞬が見逃せません。
あの臨場感や空気感は、やはり画面越しでは味わえないものだと思います。
容堂さんのパワフルボイスも次郎さんの呼び上げも堪能できました。
隆の勝関の締め込みの色、光によって緋色や橙色に見えてTVでも気になっていたのですが、実際に見て、とても美しかったです。
今日は二階席ということもあったのですが、土俵上も土俵下も東西花道全体も、ひとつの舞台のようで、 あちこちで様々な出来事が進行しているのを一度に見ることができるのは、とても贅沢だと思いました。
下位の力士から始まって、関取、役力士まで。当然、力士だけでなく裏方さんも観客の数も。
時間のつながりというか、一連の流れをつぶさに体感できるのは現地ならではですね。
私はイッセー尾形が好きで、よくひとり芝居を観に行っていたのですが、DVDで観るよりも断然生のほうがおもしろいんですよ。
DVDだと、ここぞというシーンがアップになったりして、「ここが見せ場ですよ」と言われている感じになるのです。
でも、イッセー尾形をご存じの方ならわかると思うのですが、あの舞台はすべてを引きで、一定の距離で見るからおもしろいんだと思うのです。
もちろん、相撲の場合はTV観戦のほうが、力士の表情や、勝負どころを様々な角度から見られるという点ではとても強いですね。
解説や支度部屋リポートなどがあるのも嬉しいです。
さて、今日はスゴイ取組がたくさんありました。
内容的には、高安‐若隆景戦が一番場内を沸かせたのではないでしょうか。
若隆景関の幾度もの粘り、本当に素晴らしかったです。
でもやはり今日、白星が一番重みのあるものだったのは、照ノ富士関ではないでしょうか。
前回のコラムでも、照ノ富士関の並外れた執念について書かせていただきましたが、ついに今日それをつかみ取ったのだと思います。
もちろんこれで終わりではありませんが。
花道を引き揚げる背中にも力強さを感じました。
背中には顔はないのに、不思議です。
今場所も、とうとうあと二日です。
幕内の優勝は果たして…!?
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