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コラム

元・東桜山のみんなの大相撲 ふんどしを締めなおす

2021年6月4日 17:55配信

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大相撲夏場所、大関照ノ富士関の連続優勝で幕を閉じ、照ノ富士関にとってはいよいよ来場所、綱とりがかかる大きな場所になります。コロナ禍のせいで、昨年から地方場所の開催が国技館での開催となり、次の名古屋場所は、久しぶりの地方開催の本場所でもあります。

角界では、一つのことが終わると、また新たな問題や事件が出てきて、またしてもファンを裏切る行為が発覚し、親方や、関係者は頭を抱えていることと思います。もちろん好角家の皆さんも「またか・・・」と心を痛めていることだと思いますし、元力士の私ですら、そう感じました。昔ならそれこそ兄弟子にものすごい怒られて、さらに稽古場で“かわいがり”

立てなくなるほど、稽古でしごかれたことでしょう。

でも現在は、それも禁止ですから、指導することが、いかに大変かが理解できます。

親方や関係者は日ごろから口うるさく指導や対策はしているものの、“聞いてない”のでしょう。右から左に流して、ちゃんと理解していない。

“ふんどしを締めなおす”という言葉がありますが、まさにふんどしを締めなおして頑張ってもらいたいものです。

我々はこのコロナ禍で今まで経験したことの無いようなことをわずか1年で相当経験しました。度重なる緊急事態宣言、密をさけて、テレワークや、飲食店などの時短営業や酒類提供の禁止など。いままで当たり前だったことが、当たり前じゃない世の中になりました。

先日、数年前の大相撲中継の映像を観ました。満員の国技館、人々は大きな声で贔屓の力士を応援し、お酒を飲んで焼き鳥を食べる。コロナ禍の今ではありえない光景です。

勝負が決まると「おーー!!」とか「あーーー!!!」と大歓声。 拍手や座布団が舞うなど。

なんだか違う時代の大相撲を観ているかのようでした。

当たり前が当たり前じゃなくなった今、私たち自身もふんどしを締めなおす時なのかも知れません。

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